【歩武】
「……何の用だ? もうこんな時間だ、何かあるなら明日にしてくれ」

【???】
「悪いな。こんな時間だからこそなんだよ」

【藍】
「…………」

そうして姿を見せた、来訪者達。
やはり、ろくな連中じゃない。
恐らくは、学園の星徒。
しかしサングラスやヘルメットで顔を隠し、明らかに犯罪的な臭いを漂わせている。
そして彼等の手には、竹刀やバット。
もう問うまでもない、こいつらはやる気だ。
藍は既にモデルガンを構え、臨戦態勢に入っていた。
俺も手近な武器を構え、彼等を睨み返す。

【歩武】
「運動部連合か? 誰の命令だ?」

【運動部連合員】
「答える必要はねぇな。ま、否定するわけでもないけどよ」

【歩武】
「論説戦が面倒だから実力行使か? 随分と野蛮な連中なんだな」

【運動部連合員】
「へへっ、言ってろよ。ナイト気どってられんのも今のうちだぜ……」