【弓那】
「留年を取り消す方法よ! あたしが頼れる最後の命綱!」

【雲母】
「いやいや、他に方法はあるかもしれないぞ。私が言ったのは、ひとつの策に過ぎない」

【弓那】
「それが見つからなかったのよ! 昨日ずっと、学園中さまよってたのに!」

【雲母】
「ふふん、そうは言っても……弓那はただの一般星徒じゃないか。
大戦に参加するなんて無茶は要らない。時間をかければ、何か見つかるかも……」

【弓那】
「いいえ、そんなことないわ! きっとこれが最後の手段なのよ!
ここに学籍番号とクラスと名前を入れれば、あたしは進級できる! できるの!!」

【雲母】
「そうなのか……そこまで思いつめているなら、私ももう止めはしない……くくくっ」

【雲母】
「だが私としても嬉しいぞ。弓那が正しい道に気付いてくれたのだからな」

【弓那】
「そうよ、これは正しい選択っ……! 今を逃したら、もうチャンスはないっ……!」

【歩武】
「目を覚ませ弓那、それはもはや洗脳っ……」